リハーサル#3終了!

こんにちは!現在飛行機待ち中の人です。
(伊丹空港より書いています)
本日はサントリーホールにて、マツーエフ×ゲルギエフ×マリインスキー、ラフマニノフピアノ協奏曲全曲演奏というトチ狂った(褒め言葉)演奏会で、後半プログラムがピアノ協奏曲3,4番と交響的舞曲という、まさに今聴いておくべき曲なので、今回来ています。サントリーホールも初めてなので、楽しみだ…。

さて、昨日、リハーサル#3が終了しました!
関係者の方々、お疲れ様でした。

今回はBach以外の2曲について練習。
前半のRachmaninovは1→2楽章をメイン→3楽章少し。

切り替えのタイミングを指揮にて指示を出す松永さん。
こちらは1楽章の指示中。

やはり2楽章は最も鬼門で、ワルツのリズムとそうでない箇所の切り替えが肝要です。
3楽章については曲分析も少し入り、実は非常にリリジャスな考え方に基づいて造られている事を確認できたかと思います。
ラフマニノフのお気に入りのモチーフであり、死のテーマと言うべき怒りの日と、自作「徹夜祷Op.37-9」が対峙しながら進むのですが、特に徹夜祷の9曲目の標題は「 -主よ爾(なんじ)は崇め(あがめ)讃め(ほめ)らる-」と言い、まさにキリスト復活を讃め称える曲なのです。
徹夜祷という曲名通り、原曲はキリスト教徒が晩に礼拝を行う際に使われる伴奏なしの混声合唱なのですが、曲としても大変に素晴らしい内容ですので、もし興味のある方は是非聴いてみてください。

吉松さんは弦楽器のみの箇所(1楽章冒頭、2楽章)についての擦り合わせと、3楽章の合わせでした。
(コンミスを除く)弦の各首席はアマオケでも百戦錬磨な若きプレイヤー陣なのですが、フェードインするような1,2楽章の冒頭はもとより、各弦楽器の首席が次々と音を渡す瞬間は、やはり神経戦。異様に薄く描かれるオーケストレーションは、やはり緊張感も大きいみたいです。
一方で3楽章は際立つスピード感を出すのが難しいです。ジャズやトッカータなどの作法に加え、特に金管楽器はかなりの高音を要求されるなど一筋縄では行きません。
来週のリハーサルでは、いよいよピアノソリストの市川さんが来られます。
果たして如何なる花が咲くのやら…。

冒頭の合わせ中。とにかく神経を使うシーンが多いだけに、一際集中力が要求される。

後、個人的な話になりますが、中の人の師匠に当たる方がオケ側で乗ってくれています。
昨日初参加だったのですが、師弟で並ぶのは実に14年ぶりの事。
何となくですテストされているようで、いつも以上に疲労感がありましたが、感慨もひとしおです(まだ早い)。

少しずつではあるのですが、プロアマの貴賎を問わず意思疎通が出来始めているのかなとおもいます。
次回のリハーサルは今年最後、そして市川さんが来られるので、非常に楽しみです!

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